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 当研究室のHPをご訪問頂き、ありがとうございます。当研究室は2020年9月に立ち上がりました。2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中で猛威を振るい、ウイルスと人類の戦いの真っただ中という状況でした。当研究室は蛋白質科学/構造解析技術を強みとしてウイルス感染症の病原性および創薬研究を行っております。

 研究対象としては、ヒトに病気を起こすウイルス、特に小児関連のウイルス感染症に興味を持って研究を行っております。これまでに麻疹(はしか)を起こす麻疹ウイルスや流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)を起こすムンプスウイルス等を中心に病原性の研究と創薬研究を行っており、今後も小児関連ウイルス感染症の研究を継続していきたいと思っております。また、コロナウイルスなどのBiosafety level (BSL)3やエボラ・マールブルグウイルスなどのBSL4関連ウイルスの研究も行っており、こちらは創薬研究を中心に進めております。

 新しい研究室として、これからもウイルス感染症克服に向けた一翼を担えるように、精進して参りたいと思います。最後に、独立した研究室が持てるまで研究者として育てて頂いた九州大学医学研究院ウイルス学の柳雄介教授をはじめ、構造解析技術を学ばせて頂いた北海道大学薬学研究院の前仲勝実教授、米国La Jolla Institute for ImmunologyErica Saphire教授など、これまでお世話になった多くの方々に感謝申し上げます。

 今後もこれから入ってくる学生さん・スタッフや国内外の研究者との出会いを大事にしながら、ウイルス研究に取り組んでいきたいと思います。我々の研究に興味のある学生さんは、是非“お問い合わせ”からご連絡ください。

京都大学ウイルス・再生医科学研究所 ウイルス制御分野
教授 橋口隆生